システム開発に欠かせないプログラミングだが、システムの規模が大きいほど書く内容もより複雑化してくる。
プログラミング時に参照する設計書には、処理の流れや仕組みについて細かく記載されているものもあるが、複雑な処理は設計書を見るだけでも中々処理の流れを理解できないものもある。頭の中だけで考えてプログラミングをしていると、途中で処理を飛ばしていたり、処理同士が上手く連携せずバグを起こすケースも多々あるのだ。
特にプログラミングを初めてまもない人は、頭の中で処理を追いながらプログラミングをする傾向にある。もちろんこの方法でも実装は可能だが、より確実なプログラムを作成するためにフローチャートの作成をおすすめしたい。
フローチャートとは、処理の流れ全体を図や矢印で示した表のことを指す。このフローチャートを正しく書くことで、処理の流れを可視化できてプログラミングが行いやすくなるというわけだ。
頭の中で考えていた部分が目に見えて分かるようになっただけでも、プログラム上のケアレスミスは大きく減少する。これによって作業も効率よく進められるため、フローチャートの作成はメリットでしかないのだ。複雑な処理を実装するときほど、時間が多少かかってでもフローチャートを作成することが大切である。
プログラミング初心者は、まずフローチャートを作成できるようになることを目指そう。今後の長いエンジニア勤務において、フローチャートの作成スキルは非常に重宝するはずだ。